口唇ヘルペス

口唇ヘルペスとは

 

 

風邪で熱が出たり、疲れやストレスがたまって体が弱ったりするたびに、くちびるの周りに水ぶくれができると悩んでいる人は多いのではないでしょうか。この症状が、口唇ヘルペスです。

 

口唇ヘルペスの症状は、はじめ口唇や口の周りなどの一部が赤くなり、しばらくするとその上に小さな水ぶくれができます。患部には軽いかゆみやほてり、痛みなどを感じます。普通は、水ぶくれがやがてかさぶたとなって、10日~2週間くらいでおさまってしまいます。

 

初期段階で水ぶくれが現れるのに先立ち口唇ヘルペスのきざしがみられます。皮膚にピリピリ、チクチク、ムズムズなどの違和感、かゆみ、ほてりなどを感じます。再発を繰り返す人は自分でわかるようです。

 

次に皮膚の違和感、かゆみ、ほてりなどの自覚症状が出てから半日以内に赤くはれてきます。この時期は患部でのウイルスの増殖が活発です。このような早い時期に治療を始めることが大切です。

 

2日後くらいに、赤くはれた上に水ぶくれができます。この中にはウイルスがたくさん存在します。水ぶくれは初感染では大きく、再発を繰り返すと小さくなっていきます。
水ぶくれが破れてしめっぽくなった患部に触ると粘膜や傷のある皮膚の場合、感染します。
口紅などが合わなくてできる水ぶくれはくちびる全体にできるのに対し、口唇ヘルペスでは、初感染をのぞき、1か所に集まってできるのが普通です。