口唇ヘルペス

口唇ヘルペスの原因

 

 

口唇ヘルペスは、「単純ヘルペスウイルス」が原因で起こります。このウイルスの特徴は最初に感染した後免疫ができても、体力の低下や外傷などの機会があれば再発を繰り返します。

 

 

はじめて単純ヘルペスウイルスに感染しても、小児の場合、明らかな症状が出るケースは多くありませんが、新生児、幼児、思春期以降では症状が出ます。

 

 

ヘルペスウイルスは、一度感染すると人間の神経細胞の中に隠れ潜んでしまうのです。これがヘルペスウイルスの特徴である「潜伏感染」です。ウイルスが神経細胞の中でじっと潜伏している間は、ヘルペスの症状は出てきません。ところが、体の抵抗力が衰えているときなどに、急に出てきて暴れ出すのです。

 

 

密接な間柄(親子や夫婦など)での感染が多いことから、俗に“愛のウィルス”と呼ばれることも。また、感染してもすぐには症状がでず、何年か経ってからはじめて症状が出ることもあります。